ライン
2004/12/03

皇居東御苑

12月2日、師走の穏やかで暖かな日
10数年来メンバーになっているRHSJ(英国王立園芸協会日本支部)の催し
『皇居東御苑庭園散策』に参加。
お堀端を車で通りながら緑の多さにお堀の向こうを覗いてみたい・・・
といつも思っていました。

まずは北の丸公園、国立公文書館で植物の江戸文献の特別閲覧。
続いて長い間宮内庁庭園科に勤務なさった専門家の方にスライドを見ながらの
宮廷庭園の概要と江戸時代の園芸文化を聞く。



講演を聞いた後、国立公文書館(北の丸公園)とはお堀をはさんで向かいになる
北桔橋門より入る。



この東御苑は江戸城のあったところで昭和43年に開園。
月、金を除いて公開されていますがいままで訪ねる機会がなくて・・・
大きな石垣は天守閣跡。
たくさんの歴史的エピソードがありました。



天守閣跡から見おろす本丸の芝生。
かつては大奥があったところ。
平屋の建物がたくさんあって絵巻模様がくりひりげられていた・・

奥に見えるビル群は大手町

 
12月になると話題になる忠臣蔵
刃傷沙で有名な「松の廊下」跡あたりの松・・・
この辺りに松の廊下があったと。
右の黄色い花は「カモメギク」皇居でより見られないとか。
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汐見坂を下って二の丸
日本庭園







日本庭園と雑木林の間の大刈り込み
、ドウダンツツジの赤い葉とのサツキ緑
 





雑木林の中、草むらでいろんな実が輝いてます。

         
          ガマズミ

ゴンズイ
          
ヒヨドリジョウゴ


ウメモドキ
        
              
          シロヤマブキ
    
ホソバイヌビワ
      
ムラサキシキブ

               モミジ

、東京,都心も都心
皇居の中で雑木林の中を木漏れ日を受けながら
散策できることが驚きでした。

以前は芝生の庭であったのが後の再整備で雑木林が造成されたとか・・・
林床植物も見られて楽しい。






ゴンズイの実が赤く木いっぱいについているのもこの中でした。

落ち葉をそのままに・・・豊かな気分になれるのですが・・・いかがでしょうか。


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珍しいベニカエデ
葉柄の赤がきれいでした。

三の丸
このあたりには江戸時代の建物も残っていて
外国人観光客が目に付きました。

百人番所(江戸城警備の侍の詰め所?)の屋根瓦



同心番所

三の丸尚蔵館(右に少し見える白い建物)
ここではデンマークの名陶
ロイヤルコペンハーゲンの
フローラ・ダニカの名品の展示がありました。
入場無料で素晴しい植物画の描かれた
食器を鑑賞しました。


↑は大手門、今回の出口でした。
出入りの門は3ヶ所あります。


大きな重厚な門を出ると
そこはもう←のような
大手町のビル街
一瞬にして現代に戻る感じです。


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国立公文書館での「本草図譜」「庶物類纂図翼」の特別閲覧
日本で最初のボタニカルアート?
薬草の本としても貴重であるとか
描かれた植物の色がとても美しいものでした。


何セットかに分けられて絵葉書としても売られていました。
これは秋の花ばかりを集めたもの。

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江戸城跡の庭園
そこここに歴史の証をみる思いで
いつもの植物観察三昧とはなりませんでした。
今もドラマの中で生きる大奥や忠臣蔵、何代もの将軍の名前に
思いをはせながらも木々はここでの出来事、何か知っていた・・・?
大きな木や石垣にたずねたい気分。


終わり

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